トーンダウンのあれやこれや!! ※最後の小話必見!!

黒髪1美容師の小話

黒髪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トーンダウンする時に、どんなやり方をしていますか??

変なくすみが出てしまった。
思ったより、暗くなりすぎた。
思ったより、暗くならなかった。
すぐ色が抜けてしまった。etc.

下げる明るさの幅にもよりますが、一番いい方法は…
一度、6トーン程度のレッドブラウンでトーンダウンした後、10日ほどおいて、4または5トーンのダークカラーを乗せてあげる。
そうすることで、失敗しにくくなりなます。

ただ、10日くらいで2回もご来店してくれる
お客様はなかなかいらっしゃらないですよね。

なので、対処法をお伝えします。

同じ薬剤でも構わないので、OX6%で調合してください。
トーンダウンなのにOX6%を使うの??
と思うかもしれませんが、これがくすみの出ない方法です。
なぜか??
OX6%を使うことで、髪に残っている残留色素を分解して色が混ざるのを回避できる。
OX6%を使うことで、キューティクルをしっかり開いて、赤系の大きな色素も浸透しやすくする。
これらの要因でキレイに仕上がります。

更に、大事なこと!!しっかり時間をおく。
ビビって、暗くなったらすぐ流す人、以外に多いです。
カラー剤に含まれる色素は発色の時間に差があります。
青系→緑系→黄色系→オレンジ系→赤系→紫系の順に発色していきます。
放置時間が短いと赤味が入っておらず微妙な染まり上がりになってしまいます。

昔、暗くしたら緑色になってしまった!!なんて失敗もよくありました。
それも原因はこの2つが原因で起こっていました。
傷んでいるから、優しい薬でトーンダウン。
キューティクル空いてないから赤系は入らない。シャンプーで流したら、内部に青・緑系だけが残ってしまい、コケみたいな色になった(笑)
笑えない!!

失敗しないようにピグメントをするなら、オレンジ・赤系を予め入れておくといいですよ。

ちょっと小話!!
某ドイツ発祥の薬剤メーカーの研究室の室長さんと会食の時、その方がちょっとキレ気味に言ってました。
僕たちはいろんな研究・実験を繰り返して、薬剤を世に出してるんですよ!!
カラー剤の箱の内側に取説や注意事項が書いてあるの知ってます??
美容師さんはそんな説明も見ることなく、設定時間や温度も無視して、自分のやり方でテストした結果…
「この薬、思ったほどキレイに色でないね」って
勘弁してくれって思います。
設定の放置時間、加温しないで常温。
まず、決まったことをやってから不満があるなら言って欲しいですよ(怒)

自分はできるだけやっているつもりでしたが、正直!!頭が下がりました。
ごもっともです。
しかも、日本の研究のトップクラスの方。
本当に熱く語っていただいてこと…ありがとうございました。

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