コテ巻きのいろいろをご紹介しましょう

スタイリングのヒント

コテ巻きといっても巻き方によって千変万化‼

髪の毛のどの位置から巻き始めるのか?引き出した髪の毛をそのまま巻くのか?ねじって巻くのか?でいろいろな表情を見せてくれます。

今回は、コテ巻きの初歩的な部分として、以上の3点についてご説明していきたいと思います。

 

巻きはじめによる違い

 

巻きはじめとは、毛束を引き出した時のどの部分に初めにコテを置くのか?ということです。「この辺りからカールが欲しいな~」みたいな感じで、

あまり気にされていない方が多いかもしれませんが、実は非常に重要です。

というのも、巻きはじめの最初にコテを置いた部分に一番熱が強く入り、一番カールが強く出るからです。

巻いていくと毛が重なり厚みが出てきますので、熱の入りが甘くなり、カールが弱くなったり、カールがダレやすくなります

更に、現代のカット技術ではセニング(梳いている)が入っているヘアスタイルが主流になっているため、毛束が先細りになっています。

10のボリュームの毛束に対して、63のボリュームの毛束はより熱が入りやすい状態にありますので、毛先のワンカールとかでない限り、毛先に行くにしたがって上に重ねていくほうが、傷みも出にくくなりますし、カールが均一になります。

以上のことを考慮したうえで、以下の3種類の巻きはじめポイントをご紹介しましょう。

 

中間巻き

引き出した毛束の中間部分から巻き始める最もポピュラーな巻き方です。トップから巻きはじめの部分までは、もちろんストレートとなります。

初めての方にも失敗が少なく、簡単に豪華な印象になりますね。

 

ワンポイントアドバイス

カールを出したい部分にコテを置いたら、1巻き分根元側に巻いてから毛先を入れ込んでいくとストレートからの巻きはじめがナチュラルに仕上げることができるので、ぜひやってみてください。

 

根元巻き

文字通り根元から巻いていく巻き方です。とは言ってもコテは非常に高温になっているので地肌につかない程度の根元付近ということですが…

特徴としては、ヘアスタイルのボリュームアップやボリュームダウンを意図的に作ることができます。

セニングがキレイに入っている毛束の場合には根元から毛先まで均一なウェーブを作ることができ、最も派手よりのヘアスタイルを作ることができる巻き方でもあります。

 

ワンポイントアドバイス

トップのボリュームを出したいときは、あらかじめドライヤーで根元を立ち上げておくとキレイにトップのボリュームを出すことができます。

 

毛先巻き

こちらも文字通り毛先から巻いていく書き方です。毛先が一番強くカールが出てくることから比較的クラシカルなスタイルになります。

最近では、ボブスタイルの流行で毛先のワンカールを付けるのも毛先巻きの一種ですね。

 

ワンポイントアドバイス

ボブスタイルなどの毛先のワンカールの場合、カールアイロンを使うよりストレートアイロンを使うほうが簡単です。その際の注意点ですが、ストレートアイロンを丸く動かしてカールを付けている方が多く見受けられますが、実は間違いです。

正解は、ストレートアイロンでカールを点けたい部分までおろして来たらゆっくり手首を内巻きになるようにひねってきて、毛束に対してだいたい45度くらいにアイロンの面がなったらそのまま角度をキープし、毛先まで滑らしていきます。

こうすることで、毛先までしっかりとカールが付くようになるのでやってみてください。

 

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平巻きのいろいろ

平巻きには、大まかに分けて縦巻き、横巻き、バイアス(斜め)巻きの3種類があります。

それぞれ特徴がありますのでご紹介していきましょう。

 

縦巻き

縦巻きとは、床に対して垂直になるようにコテを配置し巻いていく巻き方です。

巻き上がりとしては、俗にいうコロネ状に仕上がります。昔で言えばお蝶夫人(エースをねらえ!という少女漫画)の髪型がまさにそうです。

特徴としてはカールのの持ちは3種類の中では一番良いですが、若干「巻きましたよ!」感が強いため、よほど慣れた方でないと変に派手さが出てしまうので注意しましょう。

 

横巻き

横巻きは、床と平行にコテを配置して巻いていく巻き方です。

ボブスタイルの方の毛先巻きによく使われますが、もちろんロングヘアの方にも非常にかわいいウェーブスタイルを作ることができます。ただ、毛の動きや巻き上がりが想像しにくいため3つの中では、難易度が一番高いです。

特徴としては、重力に反発するようにカールが付いていくので、コテの径(太さ)よりもゆるいウェーブが表現でき、ボリュームが出てフワッとした巻き上がりになります。

初めての方には少しハードルの高い巻き方ですので、ご自宅などで何度か練習されるといいかと思います。

 

バイアス(斜め)巻き

バイアス(斜め)巻きとは、縦でも横でも無く床に対して斜めにコテを配置して巻いていく巻き方です。

基本的には床に対して45ですが、縦に近ければ上記に説明した縦巻きの特徴に近くなってきますし、横に近ければ同じように横巻きの特徴に近くなります。

3つの中では、非常に自由度が高く最もポピュラーで簡単な巻き方といえるでしょう。

コテ巻き初心者の方は、入門としては一番のオススメの巻き方です。

 

スパイラル巻き

スパイラル巻きとは引き出した毛束に「ねじり」を加えた巻き方です。

基本的には、1巻きに対して1ねじりです。ねじる方向はコテに巻く毛の方向と反対にねじります。つまり、コテに右側(前)に巻いた場合ねじる方向は左(後)側にします(逆も同じですね)。

基本形のスパイラル巻きの他には、ツイストスパイラル(あらかじめ毛束をねじった状態から

巻いていく)巻きというのもあります。

スパイラル巻きの特徴としては、一本の髪の毛に対して熱の入り方にムラができるためカール感が不規則になります。さらに束感も強くなり、よりクセ毛風のナチュラルな仕上がりになります。

しかし、その特徴が仇になり非常に巻きが取れやすいです。

通常の巻きに比べ、一度に巻く毛束も細めにしないといけないので、時間のかかるスタイルですので、時間的に余裕がある時にでも練習されるといいと思います。

 

まとめ

 

今回、コテ巻きの巻き方の基本をいろいろとご紹介してきました。

普段、コテ巻きをされている方なら「知ってるよ!」と言われてしまいそうですが、いざ言葉にしてみると、それぞれの特徴やら注意点やらあることに気づかされます。

まとめてみると、初心者の方が手始めに練習するなら「中間巻き」×「バイアス(斜め)巻き」の組み合わせが、最も簡単で失敗しにくい巻き方だということがわかりましたね。

コテ巻きは、失敗しながら少しづつ上手くなっていく技術です。人によっては頭皮や顔にコテを当ててしまって火傷したなんて話も良く耳にします。

火傷をしろ‼とは言えませんが、この記事を参考にしていただいて、失敗してめげずに気に入ったコテ巻きスタイルが作れるように頑張ってくださいね。

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