ども、ドラマ髪型どっとこむのやこゆです。いつも見ていただいてありがとうございます。
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11月に入り、もうすっかり秋の空気になってしまいましたね。朝晩は冬かと思うくらい寒さを感じはじめ、気分転換をしたいというお客様が増えてきている頃ではないでしょうか?
そこで、今回は先日公開した石原さとみ(いしはらさとみ)さんの最新ヘアスタイルのカラーリングの施術方法をを解説していきたいと思います。
秋カラーとして非常に人気のカラーリングなので、間違えた知識でお客様をがっかりさせてしまわないようにしっかりとした知識と施術方法を身に着けましょう。
※この記事は、美容師さんの施術補助的な意味合いで公開させていただいていますが、もちろん一般の方でもご覧いただいても全く問題ありません。
それどころか、美容師さんに勝手をされてしまったり、失敗されてしまったりということが起こりえないように予備知識としてご利用いただける内容となっております。
多少なりとも専門用語や独自の技術等を使わさせていただいている関係で意味のわからない部分もあるかと思われますが、ご質問いただければよリ解りやすい内容で返答させていただきます。
事前の参考に読んでいただいても構いませんし、担当される美容師の方に「このサイトに解説が載っています」と直接お見せになられても構いませんのでご自由にお使いください。
石原さとみの以前のヘアカラーとは?
まずは、ここ最近の石原さとみさんのヘアカラーをおさらいしてみましょう。
「地味スゴDX 」応援ありがとうございました🍀
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今、最後の写真載せました🔻https://t.co/95J7KdClpz#地味スゴDX #校閲ガール #石原さとみ pic.twitter.com/SYChOV6Yn0— 【公式】地味にスゴイ!DX 校閲ガール (@jimisugo) 2017年9月21日
引用元 twitter.com
こちらは2017年に放送された『地味にスゴイ!DX 校閲ガール・河野悦子』のときです。
2016年の『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』の特別編として一夜限りのスペシャルドラマです。
河野悦子は、女性ファッション誌の愛読家で編集者に憧れて出版社に入社。オシャレに敏感で、人生の全てをオシャレにつぎ込んで来たような女性。しかし、入社が決まり、配属されたのはまさかの校閲(文書・原稿などの誤りや不備な点などをしらべること)部という社内1地味な部署でした。
校閲を続ける中で、自分に向き合い自分なりの校閲を見出すという物語でしたね。
このドラマでは、悦子のファッションが非常に注目され、毎回のように「どこの何!」というファッション解析が行われていました。
そんなファッション中心のドラマでしたが、ヘアカラーは比較的抑えめの明るさでした。
ヘアカラー的には『10トーンのモカブラウン』といったところでしょうか。
ブラウンでも日本人特有の赤味を抑えて、透明感を出せるヘアカラーなので、時期・年代を問わず非常に人気のあるお色味で仕上げています。
アンナチュラル最終回まで、
あと1時間です‼
とにかく。スッキリ温かな気持ちが残る最終回になっていると思います😌#tbs #金曜ドラマ #アンナチュラル #石原さとみ #井浦新 #窪田正孝 #市川実日子 #松重豊 pic.twitter.com/cVVelBAFeH— アンナチュラル【TBSドラマ公式】 (@unnatural_tbs) 2018年3月16日
続いては、2018年1期に放送された『アンナチュラル』のときです。
石原さとみさんが演じたのは三澄ミコトという解剖医です。なかなかクセのあるキャラクターでしたが、解剖医という肩書もあるせいかかなり暗めのカラーリングになっています。
ヘアカラーで言うところの『6~7トーンのダークブラウン』ですね。
比較的ヘアカラーに厳しい職場や就活生・新卒生などに見られる明るさで、世間一般では「相手に対して嫌悪感を与えない髪色」として広く知られるベーシックなヘアカラーです。
『#高嶺の花』電波ジャック、スタート!
これから #ZIP!に #石原さとみ さんと #峯田和伸 さんが登場☆
一日よろしくお願いします! pic.twitter.com/IpQ7BfdqgS
— 【公式】高嶺の花/日テレ7月期水ドラ (@takanehana_ntv) 2018年9月11日
続きまして、つい最近まで放送されていた『高嶺の花』です。
石原さとみさんが演じていた月島ももは、天真爛漫で突拍子もない女性でしたが、つじは花道の家元の娘で時期家元候補という由緒ある人物でした。
日本古来の花道という世界を描いているドラマだけあって、やはりヘアカラーも暗めで落ち着いたお色味をチョイスされていますね。
ただ、『アンナチュラル』とは少し違い『6トーンのアッシュブラウン』にされています。
アッシュ味が入ることによって、ダークトーンであっても「柔らかさ」が出ます。強い光にあたると透け感が見えることで「不本意でも暗くしないといけない」という方には、非常に人気のあるお色味です。
このように、直近の3作品のドラマでは、ヘアカラーの「明るい印象」があまりなく、比較的ダークトーンに染めている印象です。
石原さとみさんの場合、顔立ちもはっきりしていてファッションも派手めの役柄が多いので、ヘアカラーは抑えめのほうが落ち着くのかもしれませんね。
石原さとみの2018秋ヘアカラーとは?
ではでは、今回話題になっている石原さとみさんの2018年の最新ヘアカラーとは、どんなお色味なんでしょうか?
それは『東京ドラマアワード2018』の表彰式に登場した石原さとみさんのヘアカラーです。
授賞式直後のさとみちゃんをパチリ📷❇️の1枚😄
オトナなドレスがお似合いです✨✨#アンナチュラル #石原さとみ #東京ドラマアウォード2018 pic.twitter.com/9aVB2gGccW— アンナチュラル【TBSドラマ公式】 (@unnatural_tbs) 2018年10月26日
引用元 twitter.com
こんな感じで、明るめヘアカラーに変更されています。
評判はというと…
あー。可愛い、かわいい、カワイイ 美容院行った次の日にこの受賞 見てたら、髪の色も真似してた
髪も明るくなってる♡♡ めちゃくちゃ可愛い♡
前髪あり可愛すぎやしこの髪色ドストライク
染めても可愛いわぁ~!!
前髪!髪の毛明るい!! かわいい〜〜 ❤︎
引用元 twitter.com
久しぶりの前髪もさることながら、明るくしたヘアカラーの評判も非常に良いですね。
では、このヘアカラーはなにか?というところですが…
簡単に言うと『10~11トーンのブルーヴァイオレット』です。
なぜ「簡単に」という前置きをしたのかというと、実は施術方法は簡単ではないからです。
詳しい施術方法は後述していきますので、ぜひ御覧頂いて参考にしてください。
石原さとみの2018秋ヘアカラーの施術方法とは?
それでは、お待ちかねの石原さとみさん2018年秋の最新ヘアカラーの施術方法をご説明していきたいと思います。
まず、大切にしなければいけないのは石原さとみさんのヘアカラー履歴です。
前述もしましたが、前作の『高嶺の花』のときにはかなり暗いヘアカラーをされていました。
ある程度の経験のある美容師さんならすでにお解りかもしれませんが、暗めに染めているお髪をトーンアップする場合、一番やっかいになる色がありますね。
そうです!「赤味」です。
ただ、今回の石原さとみさんのヘアカラーの場合、詳しくは後述していきますが、この「赤味」が功を奏しました。
というのも今回のいしはらヘアカラーは、シングルカラーではまずキレイな色味は出ないと思われます。
要は、Wカラー(必要であれば…トリプルカラー)をする必要があるということですね。
では、その必要の意味を説明していきたいと思います。
最っ高に可愛い💕
さとみちゃんネタ久しぶり😂
#石原さとみ
#さとみん会
#東京ドラマアウォード
#アンナチュラル pic.twitter.com/QEKdycNFrK— ゆ う き (@namie_stmnm) 2018年10月25日
引用元 twitter.com
前項の表彰式の画像をご覧いただくと、使っているカラー剤(色味)は『ブルーヴァイオレット』だということはお解りだと思います。
ただ、上記の画像をご覧ください。
強い光に当たり、赤味が強く出ていますよね。
ということは、ベースカラーが『12トーンのレッド系』に染まっている(なってしまっている)ことが解ります。
おそらくは明るくしようとトーンアップした際に、図らずも赤味が残ってしまったのでしょう。
その赤味が強い『12トーンのレッド系』のベースに『6~7トーンのブルーヴァイオレット(ブラウン系が入っていない薬剤)』を被せているものと思われます。
ということは、お客様の髪の毛が奇跡的に『12トーンのレッド系』になればいいですが、バージン毛や元々明るい髪色・アッシュ系で染められている場合などを考えると、かなり難しいことはお解りかと思います。
既染部が明るいのであれば…『レッドヴァイオレット系』もしくは『レッド系のピグメント』+
『6~7トーンのブルーヴァイオレット(ブラウン系が入っていない薬剤)』でいけるかもしれませんが…
ヴァージン毛は12トーンになると、オレンジ~黄色系によっていくので、もちろんアクセントカラーのレッド系で色味を足してあげないと出ないですし、明るくなればなるほど赤味が出にくいのは経験上お解りだと思います。更にシングルカラーのレッド系は、ダイレクトカラー(直接染料)が多いので、Wカラーの際のアルカリ反応で抜けてしまうリスクを伴います。
更に厄介なのはアッシュ系で、トーンアップもしくは脱染をした場合、赤味が足りなくて黄色のベースになることがほとんどでしょう。この場合は、トリプルカラーが必須条件になってしまいます。
お客様への説明・説得に自信があるという美容師さんは良いと思いますが、この石原さとみさんのヘアカラーの明るさでトリプルカラーを提案された場合、納得してくれるお客様は皆無だと思われます。
まぁ施術方法は前述した通り、Wカラー以上が必要になってくることはお解りいただけたと思います。
まずは、働いている美容室にピュアカラー系の『ブルーヴァイオレット』の薬剤があるかどうかということと、アクセントカラーの『レッド系』の薬剤があるかということを確認してください。
更に、各カラーリングごとにアルカリキャンセルやバッファー剤の使用をしっかりと行ってください。これは、赤と青という対局にも匹敵する色味が同時に存在しているカラーリングだからといえば、ご理解いただけると思います。
一つ一つの工程で、髪の毛をナチュラルな状態に戻さないと必ず失敗します。
重要なことは…『12トーンの赤味の強いレッド系』にベースを作ってから、『6~7トーンのブルーヴァイオレット』を被せるということです。
お互いの薬剤の特性が100%活かされれば、2018年石原さとみさんの最新ヘカラーにはなることは間違いないでしょう。
まとめ
今回、2018年石原さとみさんの最新ヘアカラーについて解説してきました。
石原さとみさんに限らず、芸能人の方々のヘアカラーは一筋縄ではいかないということがお解りいただけたと思います。
お客様に対しては、時間やお金等の問題もあるので「この色にしたいから…すべておまかせで!」とはなかなかいいにくいでしょう。
お互いのすり合わせがうまく行けばいいですが、何よりもお客様が納得されないカラーリングをしてしまうことが無いようにしていきたいものです。
なかなか難しい施術やお客様対応になっていきますが、お客様満足度100%を目指して頑張っていきましょう。
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